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ゼロ証明News vol.92 点呼の未来、移動の未来
配信日時:2018/03/06 10:48
みなさま、年度末は、予算消化の駆け込みですか? 2月、3月、パブコメ
も駆け込みです! 

【目次】
■1) ご家族に、75才以上のドライバーはいますか?
■2) 飲酒運転は、どうしたら「ゼロ」に出来るのか?
■3) 薬物運転と飲酒運転
■4) 運輸、安全、交通、観光に関する予算
■5) 日本企業が海外に貢献できるいくつかのこと(イーグルバス様の取組)
■6) 日本初! トラック、バス、かけもち事業(貨客混載)開始
■7) 続々! バス、トラックかけ持ち(貨客混載)実験
■8) 自動運転時代、OBD車検へ向けて?
■9) 自動運転と保険
■10) 脳検診を受けましょう!
■11) 冷凍小口輸送に関するISO規格化
■12) 貸切バス ドラレコ装着義務 スケジュール
■13) 「強い物流」の実現に向けた99施策と工程表
■14) あらためて「自転車」について、考えよう
■15) 年度末! 法令改正 パブコメ てんこ盛り
■16) 「トヨタの庭先渡しの基準」
■17) トラガール、点呼ガール
■18) 平成30年度 貸切バス事業者安全性評価認定制度
■19) タクシーのドライブレコーダー装着率って?
■20) 東海電子から 2018年1月~2月
■21) 海外から
■22) 編集後記 シェアリングと、遊休資産
-----------------------------------------------------------

■1) ご家族に、75才以上のドライバーはいますか?
現在、認知機能の検査が義務づけられています。
https://www.npa.go.jp/policies/application/license_renewal/ninchi.html
警察庁から、高齢者の死亡事故と、認知機能の検査結果についてレポート
が発行されています。
【平成29年における交通死亡事故 の特徴等について】
https://www.npa.go.jp/publications/statistics/koutsuu/H29siboumatome.pdf
P23をご覧ください。認知機能検査を受けたドライバーは、525万人い
ます。このうち、第1分類(認知症のおそれ)と第2分類(認知機能低下
のおそれ)の率は、32%151万人。一方、死亡事故を起こした75才以上の
ドライバー(385人)のうち、第1分類と第2分類の比率は、
ほぼ5割・・・。

 自主返納やサポカーが高齢者事故の対策とされていますが、高齢者の
「移動の足」を安価で提供するサービスやテクノロジーが同時に進まないと、
この比率(事故における第1分類+第2分類)は高くなってゆくでしょう。

 1月に、群馬県前橋市内で85才の高齢者が自転車通学中の女子高生2名を
跳ねるという衝撃的な事故がありました(その後一人は亡くなられています)。
 認知症であったのか、無かったのか、続報がありませんがが、一部報道に
よれば、家族は運転をやめるように促していたり、カギをとりあげようとし
ていたとか・・。何かに、似ていますね。そう、飲酒運転に。家族が目の前
で飲酒運転をしようとしているのを必死に止めようとして苦しんでいる方々
に、お会いしたことがあります。とめればいいじゃないか、という声もあり
ますが、そこには家庭不和であったり暴力であったり、別の問題が横たわっ
ていることが多いように思います。
当社には、アルコールインターロックという「運転前に、呼気チェックをし、
OKにならないとエンジンがかからない」という機器があります。主に、トラ
ックのお客様に「予防機器・抑止機器」としてお使いいただいていますが、
http://www.tokai-denshi.co.jp/app/usr/downloads/file/895_20180108170333_download_file.pdf
 アルコールインターロック装置自体は、もともと、海外では飲酒運転の処
罰のために使われる機器(警察や裁判所から自費でとりつけ、自費で維持を
強制される)として有名です。
サポカーや自動運転車両や技術の普及はそれなりのスピードで進むのでしょう。
しかし、その間、刻一刻、ひとりひとり失われる命の数に、誰が責
任を持つべきでしょうか? 運転前に認知機能を検査するシステムが、自
動運転時代の前に、登場するかもしれません。認知機能インターロックは、
技術的には、カンタンですから・・。

○臨時認知機能検査・臨時高齢者講習リーフレット
https://www.npa.go.jp/koutsuu/menkyo/kaisei_doukouhou/leaflet_A.pdf

○認知機能検査検査用紙
https://www.npa.go.jp/policies/application/license_renewal/ninti/kensayoshi.pdf
https://www.npa.go.jp/policies/application/license_renewal/ninti/patterna.pdf

○相談窓口
各県に、
https://www.police.pref.gunma.jp/koutuubu/04menkyo/data/mennkyo01.pdf
このような相談窓口があるようですので、早めに、返納や代替移動手段を
検討しないと、前橋のような、大きな悲劇が起きるかもしれません(いや、
毎日、どこかで起きている)。


■2) 飲酒運転は、どうしたら「ゼロ」に出来るのか?
昨年の「飲酒事故」の統計が確定し、公表されました。
https://www.e-stat.go.jp/stat-search/files?page=1&layout=datalist&lid=000001202708

○飲酒事故数H28 3,757→H29 3,582 前年から、175件減りました。・・
○飲酒事故数H19 7,562→H29 3,582 10年で半減しました!
○飲酒「死亡」H28 213→H29 201 なんとかH27年201件に戻した。
○飲酒「死亡」H19 434→H29 201 10年で半減以下。

半減以下・・着実に減ってきました。いいことです・・
しかしながら、我が社の本社所在地である静岡県では、なんと、
○飲酒「死亡」H28 5人→H29 11人 倍増!
http://www.pref.shizuoka.jp/police/anzen/jiko/torikeshi/index.html
残念な、というか、異常な上昇があった平成29年でした。原因は、
「飲酒運転常習者」ではないかと推測できます。取消処分講習に来た531人
がすべて、生涯一度の飲酒運転で捕まった、とは思えないのです。

さて、実際、「常習者」とは、どのようなひとたちなのか? 調べた研究結
果が実在します。
『常習飲酒運転者に講ずべき安全対策に関する調査研究(平成20年、平成
21年)』
https://www.npa.go.jp/koutsuu/menkyo1/index.htm
2つの報告書が、飲酒運転者の生活や心理状況の一端を露わにしています。

なにより、以下質問票の回答が、衝撃的なのです。

「あなたは、警察の取締りを受けたか否かにかかわらず、過去に飲酒運転を
何回くらいしたことがありますか?」
「あなたは、過去に最も多いときで、1か月に何日くらい飲酒運転をしてい
ますか?」
「あなたは、今までに、飲酒をした方が運転した車に同乗したことがありま
すか?」
「前回の講習後、あなたは飲酒運転をやめようと思いましたか?」
「あなたは、今、自分にアルコール依存症の疑いがあると知れば、
病院で治療を受けたいですか?」
↓海外ではなく、日本の、日本人の回答です↓。
https://www.npa.go.jp/koutsuu/menkyo1/h20siryou4.pdf

■3) 薬物運転と飲酒運転
 海外では、アルコール検知器メーカーがドラッグチェッカー(唾液)を製
造したり販売するケースがあります。それは、アルコール検知器メーカーの
主な納入先が、警察の路上の取締り部門や法医学部門であったり、
人体への影響が、薬物とアルコール(中毒性や常習性)が似ていることから、
技術開発分野(血中、唾液)が重なるというがあるからだと思われます。
 ところで、海外では、路上の取締で薬物チェックがポピュラーに行われて
いるように思います。ですので、薬物運転の検挙公式統計もチラホラみかけ
ます。
https://www.nhtsa.gov/risky-driving/drugged-driving

一方日本では、「薬物運転」は、公式上ないようです。警察庁は、①死亡事
故、②交通事故、③交通違反 主に3つの交通統計を公表しますが、この
中に、「薬物運転件数」という数字は存在しません。
では、「薬物」のに関する情報は?
○警察庁
『平成28年における 組織犯罪の情勢』
https://www.npa.go.jp/sosikihanzai/kikakubunseki/sotaikikaku01/h28.sotaijyousei.pdf
○厚生労働省
『薬物乱用防止に関する情報』
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iyakuhin/yakubuturanyou/
『薬物乱用の現状と対策』
http://www.mhlw.go.jp/bunya/iyakuhin/yakubuturanyou/dl/pamphlet_04.pdf
○国土交通省 プラン2020より 抜粋
「2.飲酒運転等悪質な法令違反の根絶 飲酒運転や覚醒剤・危険ドラッグ
の服用は、その行為自体が反社会的であり、事業用自動車の運転以前の問
題として、厳に行ってはならないものである。しかしながら、事業用自動
車の飲酒運転による人身事故は、平成28年時点においても、いまだ54
件発生しているほか、事業用自動車の運転者に よる覚醒剤や危険ドラッグ
の使用事案も発生している」

事案、件数は、公表されてませんが、報道ベースでは、確かにありました。
さて、上記、警察庁の薬物事犯の統計(H27)をご覧ください。約135
24人の検挙者(覚醒剤、大麻、あへん全種類)のうち、「いわゆる暴力団」
や外国人は7200人(53%)。・・つまり、5割は、一般人ということ? 
職業は? 不明です。当然運輸業界がトップということはあり得ないと思
います。6342人は、いったい、どんな産業、業界、地域なのでしょうか。

○トラック運送業界における危険ドラッグ等薬物使用運転防止対策
http://www.jta.or.jp/kotsuanzen/anzen/kiken_drug/kiken_drug.html
指導監督・・といっても、誰が、どのように、何をつかって、やっていく
べきでか? みなさんの企業におかれては、どのような対策? どのよう
な教材やツールを使って、啓発を行っていますか?

■4) 運輸、安全、交通、観光に関する予算
そろそろ決まりそうですね、予算。
http://www.mlit.go.jp/page/kanbo01_hy_006066.html
○運輸、安全、交通、観光に関連する部分は、
Ⅱ 国民の安全・安心の確保
Ⅲ 生産性の向上と新需要の創出による成長力の強化
Ⅳ 豊かで活力のある地域づくり
 あたりです。

『訪日外国人旅行者数2020年4000万人等の目標達成を目指し』
スゴイです。定住人口1.2億+交流人口4000万=1.6億人。4人
に1人! が、外国人旅行者ということですね。

○前年比10%以上増額となった予算ランキング(Ⅱ、Ⅲ、Ⅳから 増額%)
◇AI や新技術の導入によるi-Construction の取組拡大、19億円(2.78)
◇バリアフリー・ユニバーサルデザイン化等推進、41億(1.52)
◇「楽しい国日本」の実現に向けた観光資源の開拓魅力向上、27億(1.23)
◇公共交通における安全・安心の確保 、3億(1.20) ★
◇空き家対策推進、空き地所有者不明土地等の有効活用推進、36億(1.20)
◇公共交通における安全・安心の確保 、3億(1.20)
◇訪日プロモーションの抜本改革と観光産業の基幹産業化、114億(1.15)
◇地方空港・地方航空ネットワークの活性化 、463億円(1.12)
◇先進技術の活用や情報の高度化等による災害対応の強化55億(1.10)
○Ⅱの★のうち、安全関係
◇貸切バス事業者へ運輸安全マネジメント評価重点的実施等の取組推進
◇公共交通事業者における危機管理対応力の充実・強化
◇事業用自動車に係る事故の未然防止及び削減に向けた監査体制の強化
○Ⅲのうち、トラック、タクシー、バス関係
◇ダブル連結トラックによる省人化
◇電子データを活用した自動審査システム強化による特車通行許可迅速化
◇タクシーのサービス改革
◇整備事業の生産性向上を通じた労働環境の改善の推進
◇バスの運行管理の高度化
◇地域・業種を超えた大型車ドライバーの融通の推進
◇トラック輸送における荷主との連携による長時間労働の是正向けた取組


■5) 日本企業が海外に貢献できるいくつかのこと(イーグルバス様の取組)
国交省予算に、「インフラ海外展開に取り組む企業の支援」というものがあ
ります。
◇我が国の中小企業等が有する優れた技術の海外展開支援
◇我が国企業の現地における実証実験(パイロットプロジェクト)の支援
◇ソフトインフラの展開と人材育成
◇相手国の制度構築・人材育成の一体的・効果的実施
◇我が国の技術、規格、制度等の国際標準化の促進

数年前に、埼玉県のバス会社様(当社お客様でもあります)が、「安全なバ
スサービスの提供」のJICAの案件がありました。
https://www2.jica.go.jp/ja/priv_sme_partner/document/211/A141130_press.pdf
 当社でも、このように、海外へ自社、自国のサービス、技術を展開したい
と考えているトラック、バス、タクシー事業者様と、共同で「インフラ輸出」
が出来れば良いな、と考えています。
 世界広しといえ、国内のすべての旅客・貨物事業者の事業所でアルコール
検知器が使用されている事例(点呼における検知器義務化法令)は、ありま
せん。この「制度×技術(製品)×点呼管理(人材)」こそ、ソフトインフラ
輸出ではないでしょうか?

前号でもお伝えしましたが、当社は12月末に、スリランカの空港に、
ALC-PROⅡを納入し、また、アルコールの基礎教育(人材教育)を行っ
てきました。
http://www.tokai-denshi.co.jp/app/usr/downloads/file/893_20171229131408_download_file.pdf
お客様におかれましては、安全管理システム、運行管理システムの海外支
店展開の際には、是非! 外務省のODA、市場調査案件のコラボ(複数
中小企業連携)に、一緒に挑戦してみませんか? 
https://www.jica.go.jp/sme_support/activities/itaku.html
https://www.jica.go.jp/activities/issues/transport/index.html

 個人的には、途上国は、産業廃棄物物流が今後大きく課題になり、人材の
育成も急務になるのではないかと思います。
https://www2.jica.go.jp/ja/priv_sme_partner/?r=site%2Findex&rg%5B0%5D=&ct%5B0%5D=&ct%5B0%5D=&rg%5B1%5D=&ct%5B1%5D=&ct%5B1%5D=&rg%5B2%5D=&ct%5B2%5D=&ct%5B2%5D=&yf=&yt=&pj=%E5%BB%83%E6%A3%84%E7%89%A9&cp=&pf%5B0%5D=&pf%5B1%5D=&pf%5B2%5D=&search=%E6%A4%9C%E7%B4%A2
 また、今後途上国地域で増大する、「アルコール消費」「飲酒運転」「飲酒に
よる健康障害」も予想されることから、飲酒に関する啓発、教育もニーズが
出てくるであろうと思います。

■6) 日本初! トラック、バス、かけもち事業(貨客混載)開始
 「路線バスで、荷物を運ぶ」の認定です。
http://www.mlit.go.jp/report/press/tokatsu01_hh_000373.html

<特徴>
・地方バス路線(ローカル路線で利用率の低い路線)の輸送力の有効活用
・2台必要だった集配車両を1台に削減
・持ち込み締切時間の延長によるサービスレベルの向上
<効果>
・CO2排出削減量 約12.7t-CO2 /年(46.2%削減)
・運転時間省力化 377.5時間/年(50%削減)
・地方バス路線の経営改善(安定的な収入の確保)

この案件は、昨年改正された、かけ持ち事業(バスやタクシーが貨物を運
び、トラックが人を輸送する)
http://www.mlit.go.jp/jidosha/jidosha_tk4_000032.html
に基づくものです。この「西米良村」という地域は、確かに、「過疎地域一覧」
宮崎県にあります。一方、「西都市」は、過疎地域ではありません。
そう、「発着地のいずれかが過疎地であることを要します」、なので。
ところで、真ん中の絵のバスは、いずれ将来、遠隔ドライバーによる自動
運転バスになる・・かな? 
生産性革命は、「そこ」も、目指していると思われます・・
http://www.mlit.go.jp/sogoseisaku/point/sosei_point_tk_000021.html

■7) 続々! バス、トラックかけ持ち(貨客混載)実験
1)長野県伊那市
http://www.mlit.go.jp/common/001219532.pdf
実験では、貨客混載による 道の駅への農作物出荷や道の駅からの商品配達
の実験等を行う。今回の実験でレベル4の区間は、緊急介入用に人(係員)
を乗せます。乗務員とか運転者という言葉を使っていないところがポイン
トです。レベル2区間では、「運転手」がヨコで監視しています。

2) 福岡県みやま市
http://www.mlit.go.jp/common/001220411.pdf
「実験では、タブレット端末 を活用したデマンド型の車両予約システム※や
商品の注文・配送サービス等の検証も行います。 ※利用者が、タブレット
端末に事前に入力した「希望利用時間」や「乗車場所」の情報をもとに、 翌
日の運行ダイヤを編成し、利用者に通知」
・・これって、実質タクシー配車依頼&乗車のマッチングに近いですね。

3) 山形県東置賜郡
http://www.mlit.go.jp/common/001221120.pdf
実験ではJR高畠駅と周辺観 光施設や商店街等を廃線跡地を活用して結
び、町役場や病院への移動等の高齢 者の外出機会の増加や貨客混載による
道の駅への農作物出荷等の検証を行う。

4)岡山県新見市
http://www.mlit.go.jp/common/001223461.pdf
実験では、市役所支局や診療所等が 併設され、住民サービス部門モデル
道の駅に認定されている本道の駅を中心に、 地域内の生活の足や物流の確
保に向けて検証を行う。

■8) 自動運転時代、OBD車検へ向けて?
http://www.mlit.go.jp/common/001218847.pdf
第2回「車載式故障診断装置を活用した自動車検査手法のあり方検討会」
が立ち上がっています。
「急速に普及が進む自動ブレーキや自動車線維持機能等の自動運転技術を搭
載した自動車の使用過程時における適切な機能維持を図るため、自動車の電
子制御装置まで踏み込んだ機能確認の手法を確立することが必要となって
おります」
第1回、第2回の議事と、資料。
http://www.mlit.go.jp/common/001223152.pdf
「特定DTC」(保安基準の性能要件を満たさなくなる「故障」にかかるDT
Cの扱い、運用がキーになるようです。

■9) 自動運転と保険
自動運転における損害賠償責任に関する研究会の第5回が1月に開催され、
資料が公表されています。
http://www.mlit.go.jp/report/press/jidosha02_hh_000333.html

〇EDR(イベントデータレコーダー)海外事例
http://www.mlit.go.jp/common/001219351.pdf

自動運転における損害賠償責任に関する研究会 とりまとめに向けた整理に
向けて(概要)
〇論点
http://www.mlit.go.jp/common/001219352.pdf
(論点①)自賠法の責任主体である「運行供用者」について、どのように考
えるか。
(論点②)ハッキングにより引き起こされた事故の損害(自動車の所有者等
が運行供 用者責任を負わない場合)について、どのように考えるか。
(論点③)システムの欠陥による自損事故について、自賠法の保護の対象(「他
人」) をどのように考えるか。
(論点④)「自動車の運行に関し注意を怠らなかったこと」について、どのよ
うに考えるか。
(論点⑤)地図情報やインフラ情報などの外部データの誤謬、通信遮断等に
より事故が発生した場合、自動車の「構造上の欠陥又は機能の障害」といえ
るか。
 それぞれの論点に対して、従来の保険、今後の保険商品、製造物責任、瑕
疵担保責任、自動運転ソフトウェアアップデート責任等、案が数点示されて
います。
○官民ITS構想 多様な高度自動運転システムの社会実装について
http://www.mlit.go.jp/common/001219353.pdf

■10) 脳検診を受けましょう!
「自動車運送事業者における脳血管疾患対策ガイドライン」
が制定されました。
http://www.mlit.go.jp/report/press/jidosha02_hh_000335.html

『平成28年12月に、道路運送法及び貨物自動車運送事業法が改正され、
事業者は運転者が疾病により安全な運転ができないおそれがある状態で事
業用自動車を運転することを防止するために必要な医学的知見に基づく措
置を講じなければならない旨、法律上明記されました』

『本ガイドラインは、同法改正に際しての衆議院国土交通委員会の決議を受
け、一般社 団法人日本脳卒中学会より医学的知見をいただきながら作成した
ものである』

『運転者の脳健診受診に活用できるよう、自動車運送事業者が知っておくべ
き内容や取り組む際の 手順等を踏まえ、受診前の準備から受後の対応までの
一連の流れを具体的に示したもの』

『自動車運送事業者において、本ガイドラインを活用することにより、脳健
診の受診や治療の必要性について理解が浸透し、事業者による自主的なスク
リーニング検査の導入が拡大することが期待されます』

国土交通省の通達(全日本トラック協会宛)
http://www.jta.or.jp/rodotaisaku/kenko_kanri/nokekkan_pdf/notice.pdf
http://www.jta.or.jp/rodotaisaku/kenko_kanri/nokekkann_guideline.html

イメージわきますか?
P27に「脳血管疾患取扱規程」というサンプルがあります。
http://www.mlit.go.jp/common/001222860.pdf

「(受診手順) 第5条以下の手順で行うこととする。
1)営業所担当者が第4条に従い運転者に対し検査実施の案内を行う。
2)運転者は運行管理者及び営業所担当者と相談し受診の候補日を決定する。
3)営業所担当者は受診機関に予約を行い決定した受診日を運転者に通知する。
4) 運転者は決定した受診日に受診機関にて受診する」

要するに、法定の健康診断だけではなく、もっと精密なものをやりましょ
うということです。「健康状態の把握」ですから、実質、運行管理者25業
務のうちに入るでしょうね・・。

■11) 冷凍小口輸送に関するISO規格化
http://www.mlit.go.jp/common/001218172.pdf
昨年H29年、英国規格協会より小口保冷輸送に関する規格 (PAS1018)
が発行され、いよいよ本年、国際会議が6月に日本で開催されることにな
り、規格の開発が一気に進みそうです。

■12) 貸切バス ドラレコ装着義務 スケジュール
あと、1年8ヶ月ですね。
http://www.mlit.go.jp/common/001153967.pdf
スケジュールを、ようくご覧ください。

貸切バス事業者が使用できるドライブレコーダーの性能基準
http://wwwtb.mlit.go.jp/hokkaido/bunyabetsu/jidousya/hoan/tutatu/281117dorareko.pdf
http://www.mlit.go.jp/common/001181712.pdf

現在、メーカー自己宣言方式になりますが(機器の認定制度はありません)、
適合機種が公表されています(H29年12月時点)
http://www.mlit.go.jp/jidosha/anzen/subcontents/data/sankou-02.pdf
これに適合していないドライブレコーダーを購入すると、おそらく、損す
ると思います(H31年11月30日までに買い直し)。

■13) 「強い物流」の実現に向けた99施策と工程表
2020年までは、物流の行政は今後
http://www.mlit.go.jp/common/001219682.pdf
によって推進されます。

■14) あらためて「自転車」について、考えよう
「自転車活用推進計画」なるものがあるのを知りました。
http://www.mlit.go.jp/road/ir/ir-council/bicycle-up/index.html
2018年2月16日に有識者会議が開催されています。確かに、自転車も、モ
ビリティ業界、健康増進業界、交通業界、スポーツ・観光業界の、いちプレ
イヤーですね。

■15) 年度末! 法令改正 パブコメ てんこ盛り
1)200両以上のトラック、タクシー事業者様  
安全管理規程の設定等の義務付けの対象となる一般乗用旅客運送事業者等を、
事業用車両を200両以上保有する者とする旨の改正を行う。
http://search.e-gov.go.jp/servlet/PcmFileDownload?seqNo=0000165744
新たに当該義務付けの対象となる一般乗用旅客運送事業者等は、施行日から
3月以内に、安全管理規程の設定の届出及び安全統括管理者の選任の届出を
するものとする。
パブコメに寄せられた声から抜粋。

「200両に義務付け基準を拡大すること により、新たに義務付け対象とな
る事業者は、一般貨物、一般乗用それぞれ何事業者ほどいるのか」

「一般貨物自動車運送事業者のうち約150者、一般乗用旅客自動車運送事
業者のうち約60者が新たに義務付け対象となります」
H30年4月1日からです。

2)社長も走るなら健康診断を!
「運転者や乗務員を兼ねる 個人事業主や法人の業務を執行する役員等運転
者や乗務員を兼ねる 個人事業主や法人の業務を執行する役員等が含まれる
か否かが不明確でした」
http://search.e-gov.go.jp/servlet/PcmFileDownload?seqNo=0000170650

3)健康診断未受診、2名いると・・
日車数の引き上げ、ほぼ倍です。いや、それよりも・・
(現行)
未受診者が全運転者の半数未満=警告
未受診者が全運転者の半数以上=10日車
(改正)
未受診者が全運転者のうち1名=警告
未受診者が全運転者のうち1名=警告
未受診者が全運転者のうち2名=20車
未受診者が全運転者のうち3名異常=40日車
http://search.e-gov.go.jp/servlet/PcmFileDownload?seqNo=0000170294
5月からです。

4)シェアカービジネスモデル(XXber)はNG?
「道路運送法における登録又は許可を要しない運送の態様について」
http://search.e-gov.go.jp/servlet/PcmFileDownload?seqNo=0000170582
http://search.e-gov.go.jp/servlet/PcmFileDownload?seqNo=0000170581

「仲介者が利用者から仲介手数料を収受する場合は、仲介手数料を運転者に
環流させることは道路運送法違反であることや、仲介者が仲介手数料の環流
防止策を講じることを明確化する」

5)遠隔型自動運転システムの定義!
http://search.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=PCMMSTDETAIL&id=155180907&Mode=0
http://search.e-gov.go.jp/servlet/PcmFileDownload?seqNo=0000169915

6)衝突被害軽減ブレーキの性能評価
http://search.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=PCMMSTDETAIL&id=155180906&Mode=0

7)パブコメ! 旅客(貸切・乗合バス・タクシー)IT点呼解禁
http://search.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=PCMMSTDETAIL&id=155180904&Mode=0
「今般、旅客自動車運送事業についても、ICTを利活用した運行管理の効
率 化を図るため、一定の要件を満たす営業所においてIT機器を用いた点呼
を可 能とする等の所要の改正を行うこととする」
http://search.e-gov.go.jp/servlet/PcmFileDownload?seqNo=0000170641

■16) 「トヨタの庭先渡しの基準」
トラック輸送における取引環境・労働時間改善中央協議会から以下抜粋しま
す。

○2月22日、最新の会合
http://www.mlit.go.jp/jidosha/jidosha_tk4_000022.html
にて、トヨタ自動車㈱ 物流管理部による「庭先渡し」説明があったようです。
http://www.mlit.go.jp/common/001223197.pdf

その他検討会資料。
〇荷待ち時間、拘束時間の削減について事例集が掲載されています。
http://www.mlit.go.jp/common/001223198.pdf
・一貫パレチゼーションと受付予約で着荷主滞在時間を短縮
・小売店直送における取卸し作業の時間短縮への取組
・手待ち時間の削減等関係者間の協力による拘束時間短縮
・「運行依頼の前倒し」によるドライバー等の負荷軽減と「出勤時間の後倒
し」による拘束時間の短縮

〇来年度の取組
http://www.mlit.go.jp/common/001223199.pdf

〇荷待ち時間のサンプル調査
荷主の都合で30分以上の荷待ちが発生したものが対象(※))。
・調査対象の規模は、全日本トラック協会を通して約5,000者
・約300者より、3,892件の回答
http://www.mlit.go.jp/common/001223200.pdf

〇直ちに取り組むこと(H30)
http://www.mlit.go.jp/common/001223204.pdf

「バスの運行管理の高度化・効率化を図るため、平成30年度にバスの過疎
地等における集約合理化及び長距離運行等における一体型管理の実証実験
を実施」

「バス事業及びタクシー事業で営業所-車庫間のIT点呼を可能にするため、
省令・通達の改正案について平成30年1月31日よりパブリックコメント
を開始。同年3月中に省令・通達改正を行い、IT点呼の普及を図る。(平成
30年3月下旬頃施行予定)

「ドライバーの繁忙期の負担軽減、閑散期の所得向上等を図るため、平成
30年度に大型車ドライバー融通のためのモデル事業を実施。モデル事業実
施後、大型車ドライバー融通ルー ルを策定し、普及促進を図る」

「自動車運送事業の長時間労働の抑止力を強化するため、 処分量定の引上げ
(過労防止関連違反を2倍~4倍へ)を内容とする行政処分基準の改正案に
ついて、平成30年3月20日よりパブリックコメントを開始。同年3月中に
関係通達を改正」

〇トラック関係の主な自動車局予算
http://www.mlit.go.jp/common/001223206.pdf
事故防止対策支援推進事業は、継続で行われるようです

■17) トラガール、点呼ガール
トラガール紹介、増えています。
http://www.mlit.go.jp/jidosha/tragirl/kisekitop.html
トラック会社において、女性の運行管理者をみかけることがあります。点呼
執行者や運行管理者は、トラックドライバーのひとつのキャリアップ先です。
「点呼ガール」を是非特集してほしいですね。

■18) 平成30年度 貸切バス事業者安全性評価認定制度
申請書の配布が平成30年4月2日(月)~平成30年5月1日(火)となっていま
す。
http://www.bus.or.jp/safety/shinsei.html
申請案内所
http://www.bus.or.jp/safety/files/02_h30_shinsei_annaisho.pdf

■19) タクシーのドライブレコーダー装着率って?
http://www.taxi-japan.or.jp/pdf/toukei_chousa/29y3m31ddrive.pdf
もう8割まで来ています。
タクシー車両用機器(カード等決済用端末機、タコグラフ、ETC車載器)
導入状況もあります。
http://www.taxi-japan.or.jp/pdf/toukei_chousa/29y3m31dsyaryoukiki.pdf

■20) 東海電子から 2018年1月~2月
1) スリランカ導入の記事が日経新聞に紹介されました!
http://www.tokai-denshi.co.jp/app/topics/view/404

2) ガラケー、ほんとに終わります。
数年にわたってお伝えしてきておりますが、いよいよ近い付いてきました。
http://www.tokai-denshi.co.jp/app/usr/topics/file/403_20180124105220_topic_file.pdf

3) 東海電子から:ポータブル ニオイ認識・識別器
 当社は、いまヘルスケアや医療の分野の研究をはじめてます。
http://www.tokai-denshi.co.jp/app/usr/downloads/file/901_20180131125944_download_file.pdf
におい、かおりを高感度に分析する装置です。環境分析や調査、研究用を
想定しています。お客様のなかには、食品製造工場や産業廃棄物の処理工
場に関係している方もいらっしゃると思います。お気軽に問合せください。

4) ALC-miniⅣ不具合によるファームウェア更新及び部品交換
ご迷惑をおかけして申し訳ございません。詳細以下ご覧ください。
http://www.tokai-denshi.co.jp/app/usr/topics/file/406_20180131091538_topic_file.pdf

5) 東海電子から:ドライバーの血圧、把握してます?
運輸事業者のみなさまにおかれましては、健康管理を重視し、業務用の血
圧計を営業所に設置している方もいらっしゃるかと思います。
当社では、今後、健康管理のシステム化にも力をいれたいと考えています。
「運輸事業者向け 健康起因事故の防止への第一歩
~ 血圧計連携システム開発のお知らせ ~」
http://www.tokai-denshi.co.jp/app/usr/topics/file/405_20180131091245_topic_file.pdf
 点呼において、アルコールと血圧、体調をしっかりと確認し、大切な社員
を路上に送り出してあげましょう。そんな思いです。

6) ユーザーレポート(ヘリコプター)
http://www.tokai-denshi.co.jp/app/usr/topics/file/409_20180223141732_topic_file.pdf
数少ない航空のお客様です。
http://sgc-air.co.jp/
『その中で「アルコールが残っていないことを客観的に確認する 仕組みを構
築したい」という声が社員から上がってきました』
この下りが、ステキですね。

7) タッチパネル式アルコール検知器サポート終了
ALC-Touch! For 点呼記録簿・・・当社としては、初代点呼記録システムで
した。検知器と一体になったタッチパネルで、点呼項目を事前にドライバー
が自己申請して、管理者が承認するタイプのものです。申し訳ございません、
サポートが終了となります。
http://www.tokai-denshi.co.jp/app/usr/topics/file/410_20180227131615_topic_file.pdf

8) IT点呼システム 10年の実績
IT点呼ですが、トラックでの普及が一段落したようです。
http://www.tokai-denshi.co.jp/app/usr/topics/file/411_20180301130253_topic_file.pdf
2018年、バスとタクシーでも「IT点呼機器」が正式に解禁になります。詳
細は、パブリックコメントでの記事もあわせてご確認ください。
(おそらく4月1日あたりからかと)

■21) 海外から
1) Alcohol interlock symposiumアルコールインターロックシンポジウム
http://www.interlocksymposium.com/
2年に1回のシンポジウムです。警察や、保健省、アルコール依存症対策機
関など、世界から関係者が一堂に会します。今年は8月、テキサスのオース
チンです。

2) Swiss cancellation of alcohol interlock programme
スイス 常習者向けアルコールインターロック導入見送り.
http://etsc.eu/swiss-cancellation-of-alcohol-interlock-programme-will-make-road-safety-targets-harder-to-reach/
 法制化が途中まで進んでまいたようですた、議会で止まったようです。
“It’s very hard to understand the reasons for this decision. Alcohol
interlocks have been introduced in several countries and have proven to
be effective at tackling the notoriously difficult problem of repeat
drink-driving. For a road safety leader like Switzerland, it’s especially
disappointing.
ETSC(ヨーロッパ輸送安全機構)の総裁が、怒ってます。
「インターロックはすでに何カ国も導入して、常習者対策に効果をあげて
んのに、理解できん! スイスには失望した!」。

2) 5000 deaths
http://etsc.eu/call-for-mandatory-alcohol-interlocks-in-vans-lorries-and-buses-across-the-eu/
New report shows more than 5000 deaths a year in EU still caused by
drink-driving. Member States asked to increase enforcement and
introduce rehabilitation programmes for drink-driving offenders.
EU全体では5000もの飲酒死亡事故がある。常習者への啓発プログラムを
増やす必要がある。

“It’s also crucial that drivers entrusted with professional vehicles
carrying goods or passengers must never be allowed to get behind the
wheel when they are over the limit. Many fleets across Europe are
already using interlock devices, it’s time they were made a standard
feature.”
EU全土の事業者は、インターロックを使っている、もはや「標準」とすら
言っていい時代だ。

3) drug driving tests
キプロスで、薬物検査開始
http://etsc.eu/cyprus-introduces-drug-driving-tests/
A new law, in force in Cyprus since last month, enables the police to
perform roadside checks for driving under the influence of drugs.
For the first ten days after the implementation of the law, the police
engaged in an information campaign but, as of 25 January, checks are
being performed and offenders prosecuted.

4) lorry drivers cannot take their weekly rest in their vehicle
ヨーロッパも「トラックドライバー労働時間問題」あるようです。
http://etsc.eu/ecj-says-lorry-drivers-cannot-take-their-weekly-rest-in-their-vehicle/
Lorry drivers should not be allowed to take their mandatory weekly rest
in their vehicles, the European Union’s highest court has ruled.
彼らの週末を、トラック内で過ごさせてはならないbyEU高裁

Under EU rules (2006/561/EU), drivers must have a daily rest period of at
least 11 hours and a regular weekly rest period of 45 hours. The driver
can choose to take their daily rest or a reduced weekly rest period in the
vehicle only if it has suitable sleeping facilities and is stationary.
The European Commission announced plans to update rules on driver hours and tachographs in May last year.
ETSC is calling for the rules to be extended to van drivers.
なんと、乗務時間の告示とそっくりなものが、EUにあるようです。知りませんでした・・・。
http://eur-lex.europa.eu/legal-content/EN/TXT/?uri=CELEX:52017PC0277
amending Regulation (EC) No 561/2006 as regards on minimum
requirements on maximum daily and weekly driving times, minimum
breaks and daily and weekly rest periods and Regulation (EU) 165/2014
as regards positioning by means of tachographs

『タコグラフによる、一日および一週間の最大運転時間と、一日及び一週間
の最低限の休憩時間に関する規則』


■22) 編集後記 シェアリングと、遊休資産
知らない人と、タクシーをシェアする、相乗りタクシー実証実験が始まっ
ているようです。
http://www.mlit.go.jp/common/001217989.pdf
タクシー、ライドシェア。確かに、大きなイベント会場から近くの駅に帰
るとか、明らかに目的が同じ場所で、大勢がならび、ひとりひとり乗車す
るのを見ていると・・・。
 日本でも大手タクシー会社にて、アプリ配車化が始まっています。
https://japantaxi.co.jp/products/taxicrew-app/
これまでは、無線配車が主流でしたが、徐々に、変わってゆくようですね。

 さて、筆者は現在静岡県の片田舎に住んでいます。基本、マイカー通勤で、
マイカーがないと生活できません。駅(無人)までは、クルマで15分かか
ります。隣近所、地域は、高齢者が多く、息子、娘世代は、電車の便が良い
通学に便利な県内の都市部に家を持ってしまったようで、近所にいません。
回覧板をもっていくと、ほぼ寝たきりになっている年配の方がいます。タク
シーで病院や買い物に行く方もいることはいますが、どうやら近所のひとに
乗せてもらうことがあるようです。方や、乗客がほとんど乗らないコミュバ
ス(自動運転ではなくドライバー)が走っていたりします。

 先日、ヨーロッパのとある国でUberを利用しました。正直、便利です。
タップして、ワンタッチで呼びます。来るクルマのナンバーも、ドライバー
もわかります。どこにいて、どこを通って自分の前に現れるかルートもわか
りますし、待ち時間もクルマのナンバーも事前にわかります。到着すると、
乗り込み、雑談をして(「あなたのクルマだよね? 副業?」とか)、到着す
るとサイフも開けず、レシートももらわず、「じゃあ」と言って降り、数分後
にスマホに、「いま乗車したuberドライバーを評価してください」というメ
ッセージが届きます。すぐ★5段階評価します。態度の悪いドライバーや、
粗暴運転であれば、容赦なく低評価とします(低評価ドライバーは、淘汰さ
れる生態系です)。
タクシー代の精算(レシート)も、アプリやウェブで発行でき、さらに言
えば、「どこからどこまで走ったか」マップで表示されます(会社で使うと、
まさに不正なタクシー使用ができません)。Uberドライバーは、スマホひ
とつとマイカーで、ビジネスを開始できます。
世の中には、「通勤時」や「週末お出かけ」以外に使われない数億台の自動
車(遊休資産・設備)があります。「ラストワンマイル」と聞くたび、自動
運転を思い浮かべますが、よく考えたら、自動運転車両に変わっても、所
有者の目的が「通勤」であれば、通勤以外の時間の自動運転車両は、「稼働
率の低い遊休資産」となる可能性が・・・

「タップすると、遠隔Uberドライバーが、昼間の仕事中に、自宅の駐車場
にある自動運転車を、近所のおばあさんのところに配車する」、いや、「タッ
プすると、月に数回しか動かない近所のXXさんのマイカーが自動的に動い
て目の前にやってくる」 そんな将来がやってくるのでしょうか?

 私自身は、いま乗っているクルマは、メーカーが後継EVを準備してくれ
てますのでEVを選ぶでしょうが、時期によってはハイレベルな「サポカー」
であったり、時期によってはもはやハンドルのない最新の自動運転、遠隔運
転可能な車両を選ぶかもしれません。

 でも、その前に、ひとつの時代が横たわっている気がしています。

見ず知らずのひとの空き部屋、空き家に宿泊したり、近所のUberドライ
バーに子供を迎えに行かせたり、帰省するときに知らない人を乗せたり、
どこかに遊びにいくときに乗せてもらったり、外国の友人に「モノ」を渡
すときに、誰かにハンドキャリーを頼んだり・・、いろいろなサービスが
あり、体験があり、多くの人が時と空間を思い思いに消費する。

ウェブでヒッチハイク
https://www.blablacar.com/

ウェブで相乗り相手をマッチング
https://notteco.jp/

当面、こんな時代。

案外、自動運転の普及スピードが、予想よりも鈍るのか進むのかという問
いは、「体験重視・コト消費」ネイティブな世代が、自動運転による安全な
移動やスピード以外に、どんな新しい価値(体験、消費)を見いだすか? 
に関わっているかもしれません。 

結局、マイカーが高度な自動運転になっても、仕事場やライフスタイルが
変わらないかぎり、「週末だけ自動運転」「通勤だけ自動運転」「帰省だけ自
動運転」とならないだろうか? 遊休資産をシェアする時代が2020~
2030代のメインストリームであり、自動運転はただのテクノロジーの
脇役に過ぎなかったりして。価値ある体験を生み出せないかぎり。
所有ってなんだろう? 移動って何だろう? 買う? 借りる? 持つ?
持たない? だれがソレをもつべきか、決めるのは、誰だろうか?

__________________________
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